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『雲』

生まれたばかりの命が流す

大粒の涙

優しく愛撫されて

潤んだ瞳からいまにもこぼれそうな

犬の涙

恋人が

僕の胸の中で流した涙

寂しいからこそ

誰にも見られないように流した

自分の涙




すべての涙は

かわいて

空に昇る


だから


あの雲も

誰かの

涙だったかも

知れない


あの雲は

あなたの

涙だったかも

知れない











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