マ・・・マスターの・・・

2007年09月14日の日記より







部屋の主が寝静まった深夜
ベット横に置いてあるギターケースが
内側からうすく開き、何かが外を窺っている
あと二つのケースも同様、さらにひそひそと声も聞こえる。

ギブソン(以下ギ)「ねえねえね、起きてる?」
テイラー(以下テ)「あらギブねえさん、こんばんわ!!」
ギ「し、声が大きいわよ、マスターが起きちゃうわよ」
テイラー「はぁ、そうですね、気をつけます」
モーリス(以下モ)「ね、眠いでちゅ」
ギ「あんたは寝てていいわよ、子供なんだから」
テ「ギブねえさん、今日は気持ちよかったですね」
ギ「そうよねぇ、お互い久しぶりだったものね、歌ったの」
テ「ケースの中で息が詰まりそうでしたからね」
ギ「ほら、このマスターテクがないのにギター3本も持っているでしょう、
  弾いてくれるのってたまにでしょう、あたし身体がうずいて」
テ「僕は弦も錆びて」
ギ「テイラーちゃんのベアクロウが泣くものねぇ」
テ「ギブねえさんの低音、毎日聴きたいですよ」
ギ「ま、今日はマスターにちゃんと音あわせしてもらって、
風に当てて もらって、そこそこ弾いて もらって、ストレス解 消になったわ」
テ「僕はもっと弾いて欲しかったなぁ」
ギ「ま、このマスターも結構忙しいのよ、3人の子供の代理パパと
  病気のおっかさんと」
テ「マスター、これじゃこのまま独身ですかね」
ギ「たぶん、そうね、マスター本人はそっちの方はいたってノーマルだし、
  そんなに性格が悪い方でもないし、でも年だし、顔面崩壊してるし」
テ「ああ、確かに崩壊してますね、でも、やさしく弾いてくれますよね」
ギ「あ、それマスターテクないから、同じ弾きかたなんどもくり返してるから
  やさしく感じるだけ。もしマスターがフラメンコ好きだったり
  フィンガーピッカー叩き系だったらあたしたちもうボロボロになってるわ」
テ「そういう弾き方を悦ぶギターもいますね」
ギ「そう、いるわよね、ピッキングで塗装まで削られてパコパコ叩かれて
  それがいい、いいって」
テ「僕もその方がいいな、その方がもっといい声で歌えるのに」
ギ「あたしも実はもっとジャキジャキしてもらいたいんだけど」
テ「でも、ホントに今日は外に出してもらえて湿気がとんで久々に気持ち
よかったですね」
ギ「そうね、ほらあたし、みんなに比べて体臭が強いほうでしょう?
  ま、マスターはその臭いがいいって思っているだろうけど」
テ「ねえさんのにおい、いい香りと思いますよ、僕」
ギ「ああら、テイラーちゃん、優しいのね、あなたまったく体臭ないのよね」
テ「ああ、僕もモーちゃんもあんまりないですね」
ギ「ま、でもあたしたち楽器だからにおいよりも音、音よ」
テ「マスター、もっと弾いてくれるといいですね」
ギ「独身なんだから弾く暇はまだあるはずなんだけど・・・」


ギ「・・・あ、いやだ、はじめたわ、マスター」

テ「はじめたって、ああう、マスターが」
ギ「ま、独身だからしょうがないけれど・・・すごいわね・・」
テ「わ、マスター、マス・・・わあおすごい!!」
ギ「どうしたのぅ?今日のマスター狂ったようよ」
テ「なんか僕たちの知らないところで、刺激があったのかも、わお、すごい」
ギ「マスター独身が長いから、前は毎晩だったのよ、時には昼間から」
テ「わ、これが毎晩ですか、すごいな昼間も」
ギ「最近は毎晩という元気もないけれどね」
モ「何でチュか、この騒ぎは、この音は?」
ギ「わ、子供は寝てなさい、モーちゃんの見るものじゃないわ」
テ「そうそうそ、でも子供も起きますよこう激しくっちゃ」
ギ「あお、そうね、もうすぐピークになるわよ」
テ「わお、すごい」
モ「すごいでチュ、大人はみんなこうでチュか?」
ギ「もうすぐフィニッシュよ、子供は耳ふさいでなさい」
テ「でもすごいい!!」
モ「ぼく、大人になりたくないでチュ」
ギ「今日のはほんとにすごいわ、マスターの」










ギ・テ・モ「歯ぎしりは」







(^_^;





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